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【from Editor】スマートな資金集め(産経新聞)

 20万人を超える死者が出たハイチ大地震に続き、今度はチリでも巨大地震が起きた。こちらも死者が700人を超え、被災者も200万人規模の深刻な被害だという。

 世界のどこかで大災害が起きるたび、自分なりにできることを考えるひとは多いと思うが、私の場合、ハイチへの支援を身近に感じたのは、インターネットの音楽サイトを通じた少額の寄付だった。

 素早い動きをみせたのは、アップルの音楽配信サイト「アイチューンズ・ストア」だ。1月12日の地震発生からわずか10日後にスーパースターが顔をそろえた支援コンサートが行われ、音楽専門チャンネルMTVが世界に中継したが、アイチューンズはその2日後にコンサートの出演者が曲を提供したアルバム「いまハイチに希望を」を配信、サイトの登録者に電子メールで購入を呼びかけた。

 聴いてみると、コンサートでの熱唱が印象的だったマドンナやビヨンセ、スティング、コールドプレイらが次々と登場し、人気ラッパーのJay−Zと慈善活動に熱心なロックバンド「U2」のボーカル、Bonoらのコラボレーションが耳に残った。1960年代の米公民権運動を象徴する名曲「我らは勝利する」をブルース・スプリングスティーンが提供するなど、オヤジ世代の音楽ファンへの目配りも忘れていない。計20曲で1200円。アップルや出演者は収益金をすべてハイチ大地震の支援団体に寄付するそうだ。

 クラシック音楽の世界でも、世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニーが気を吐いている。ピアニストの内田光子を迎え、2月20日に行った演奏会をチャリティーコンサートに切り替えた。収益金はすべて支援団体に寄付され、指揮者のサイモン・ラトルと内田も無報酬だという。インターネット中継の視聴料は9・90ユーロ(約1200円)。公開中のアーカイブを含め、視聴料は全額寄付に回される仕組みだ。

 楽曲を楽しみながらの寄付は得した気分になれるし、なにより気軽だ。こんなスマートな資金集めの手法こそ、電子書籍の登場を迎えた新聞ジャーナリズムにもなんとか応用できないものか。米大統領選でオバマ大統領がインターネット経由の小口献金で巨額の選挙資金を集めた例もあるのだから、まんざら夢でもなさそうだが…。

 まずは音楽サイトの配信内容に負けず劣らず、魅力的なコンテンツを読者に提供できるよう精進したい。(副編集長 佐野領)

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